Sunday, December 24, 2006

[廈門・200日] 鍋と教会

 鍋といっても救世軍の鍋ではありません。火鍋 [ huo3gou1 鍋料理 ] のことです。今日はクリスマスイブで日曜日、どうやら町は若者たちで賑わっているらしいのです。鍋料理でイブを過ごそうという提案が秘書からあり、運転手共々街中に繰り出した光景のことです。早めに店に入り、それでも六分ほど席が埋まっていたものが、帰り際には、店の入り口には列ができておりました。

この店、運転手が選んだのですが、バスを降りて店構えを見た拍子に、見覚えがある。そう、つい先日、中国語の授業の日、会社から戻る車が無く、さんざん待たされた末に授業がキャンセルされたときのこと、弁解がわりにここで食事をおごったばかりでした。着いた席も先日の席に近い。ボーイ、さすがに我が秘書を覚えていました。「このあいだ来てあすこに座ったでしょう・・・」。運転手、秘書嬢に「あれ?来たことあるの?」。一寸バツが悪かったですね。

旨い鍋を口にした後、私と秘書嬢は教会に向かいました。彼女の面倒を見ているお姉さんが熱烈な信者で、我々が引っ張り出されたわけです。中国で教会、どこにも信者はいるもので、それもよく組織され、ボランティアの方々があれこれ面倒を見ている。舞台では聖歌隊が、これもまたよく訓練された歌声を披露しておりました。

人混みのなかをタクシーで戻り、湖畔のコーヒーショップあたりはいかがなものかと、一人散歩に出てみました。夜中の十時過ぎ、どの店も満席、毛唐の姿がいつもより多い。クリスマスは毛唐が持ち込んだものです。彼らが賑わいを演出しておりました。

しかしクリスマスイブに鍋と教会、なんだか泥臭い夜でしたね。この泥臭さをこちらでは「土」 [ tu3 田舎臭い ] というそうです。

[ 写真: 鍋と教会、不思議な取り合わせの聖夜でした。 ]

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