Thursday, December 14, 2006

[廈門・190日] 喫煙

本社ビルの回廊の一角、喫煙点とサインが張られたコーナー、昨日自行車が置かれていた場所があります。室内で喫煙ができませんので、ほぼ一時間おきに、アトリウムの下、衆目の集まるなかを歩いて外に出て行くことになります。ほぼ一時間おき、私以外にこれほど頻繁に喫煙所に足を向けるものはいないに違いありません。日本人は煙草が好きだと聞いていたけれど本当にそうだそうだと、密かに語られていることでしょう。

実は中国人、煙草の好きな人は多いのです。会議でも挨拶のときでも食事でも、すぐに煙草が差し出されます。断るのはなかなか難しい。郷にいれば郷にと言っていると肺ガンになってしまいそうであります。こちらの人はどこでもお構いなしに煙草を吸いますから、ホテルのレストランの禁煙席は実に少ない、かつ恵まれない一角だったりします。普通の煙草が5元から15元、出費は少なくない。中には目玉の飛び出るほど高価な煙草もあります。いわゆる国賓への贈り物、幹部の会食で配られるもの、などなど公費でなければなかなか手にできない代物です。

問題はやたらと辛い、私が日本で愛用していたタール1mgのキャスターなぞ、こちらの人に差し出すと、これなんぞやと驚かれる。全く味がしない。私は長年味わってきていたので、微妙な味がわかりますが、こちらでは15mgなぞごく普通なのです。あれやこれや探しまくった結果、現在愛用しているのが韓国製煙草、ESSE Lights、タール4.5mg、細く長い。ここでは俗称「女人煙草」といわれているそうです。クラブなぞ、きれいどころのお嬢さんたちは好んでこの煙草を吸っていると聞いています。

[ 写真: 韓国製煙草「 ESSE Lights 」。細い分、一日に吸う分量はそんなに多くなっていない、はず。 ]

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