Showing posts with label ドラマ. Show all posts
Showing posts with label ドラマ. Show all posts

Monday, November 21, 2011

多言語国家の多元文化を容認する姿勢

台湾には公共電視台と いう、日本でいうNHKのようなチャンネルがあります。広告がないので、あってもそれは政府機関から住民向けの案内、たとえば国民年金の手続きはいつまで ですよとか、食中毒が発生しているのでこれこれには注意して何かあったらどこどこまで連絡を、の類です。政党に偏っていることはありません。むしろ公害問 題などの追求はかなり徹底していて、一時期国からの予算凍結という事態にまで なったことがあるそうです。

公視はほかに二つのチャンネルを抱えています。HAKKA TV(客家電視台)と原住民族電視台の運営管理です。予算の少ないHAKKA TVと原視台は番組のすべてを自前で用意できない。そこで公視台が放映する番組を再放送する。

HAKKA TVは昨日、番組に穴が開かないよう公視から借りてきた「那一年曾做錯的事」を放映していました。女優李佳穎の演技が光っていた作品です。ところが彼女意 味不明な言葉を話している。出演者全員が客家語を話している。「那一年曾做錯的事」は国語と台湾語のドラマですが客家電視台で放映するときに客家語に吹き 替えをしていました。

チャンネルが変わると言葉も変わる、いささか厄介で手間がかかるものですね、こちらでは。でもそれだけ多言語国家の多元文化を容認しようとする姿勢がよく分かります。 

[burikineko]

Saturday, November 19, 2011

「1990 こちらコールセンター・・・」

 時代は現在、場所は大都会台北、一人のタクシー運転手がとある女性客を拾う。その日運転手は彼女と台北市内を走り回ることになる。彼女の消えた男の足跡を追って・・・。

これは先日放映されたテレビドラマ「你現在在哪?」の大筋。行く先々で消息を求める女、手がかりはない。待つ身の運転手に入る無線。「1990 1990 こちらコールセンター 今どちらですか?」。頻繁に入る無線の暗示的な数字がそのうち気になってきた。1990。その答えは昨夜放映された台湾 百年の歌謡曲を追ったドキュメント「聴時代在唱歌」のなかにあった。1990年は台湾民主化運動が頂点に立った年なのだ。

タクシー運転手はその年、学生運動の中にいて、仲間とバンドを組み、デモに参加し、明日を夢見ていた・・・。そして挫折と仲間割れと女に去られ・・・日本でもあったような話だ。運転手は水商売の女をみているうちに自分の過去を重ね合わせていく。

おそらくこの監督と脚本家(李志薔、蔡銀娟╱共同導演‧共同編劇) は自らの時代を表現したかったのだと思う。台湾百年の節目はいろいろな面から時代を検証していて私の知らない台湾を教えてくれて興味深い。 [burikineko]