
日々料理を用意してくれるのはありがたいことで、では賄い料を払おうかと口にするといらない素振り。理由は、「一にジジのため、二に料理が好きだから」。毎回「美味しい?」と聞くので「美味しい!」と答える。しかし二人とも塩がききすぎていることがわかっている。「だんだんと直していこうではないか」、「うん」。これも毎回の会話。不思議なテーブルトークなのだ。
もと運転手に聞く。「彼女の料理進歩したかな?」、「ほんの一寸、スープ以外はしょっぱすぎる」。お世辞抜き。ここ中国ではお世辞は必要ない。自分の意見をはっきり言うこと。まだまだ私はそこまでできていない。わたしは「中国学」を身の回りの人たちから学んでいる。理解はできても実行までいけないでいる。まだまだ修行が足りない。
[ 写真: 一瞬のうちにこれだけの料理をつくってしまうのには驚かされる。中華料理店もそうで、次から次へと切れ目なく料理が運ばれてこなければ、客足は遠ざかる。ここでの仕事も同様、切れ目をつくらないことだ。 ]
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