Thursday, February 1, 2007

[廈門・239日] こちらは今が忘年会

あいやー、またまたblog更新の間隔が空いてしまいました。今回は仕事仕事に精を出し、疲れてもどって更新もままならなかったというところであります。この間、会社の内紛は一つの方向へと固まりつつあります。我が元ボスでかつ今ボスは零落の一途へと。彼がこの半年間育て上げた一人の男に足踏みされるまでになってしまいました。

話は変わりまして、こちらの新年は旧正月、つまり農暦の春節なのであります。今年は二月十八日、まだ先のことかと思っていてはいけない、みなこの日に向かって行動を起こしているのであります。出稼ぎ天国の中国でありますから、帰郷という大きな目的があるのです。帰郷には錦を飾りたい。そこで町中が買い物天国となっているのです。着飾り、美容院に行き、あめ玉のおみやげを山のように買い込み、両親や弟妹へ衣服を買いそろえる、らしいのです。今日現場のお嬢さんは、タイムカードをかざしたあと、そそくさと買い物天国へと向かってしまったそうで、昼食時まで戻らなかったらしい。我が中国語の教師はそう申しておりました。

一方、仕事場はというと、やはり忘年会で盛り上がっております。私がご厄介になっているところは企業集団、自前のホテルのアトリウムにテーブルがわんさか並べられ、真っ赤なテーブルクロスに、真っ赤な舞台が設えられ、各企業からえり抜きの演技者が登場し、盛大な慰労会が開かれました。私め、この演台に上がりましたのです。事務課長のたっての願い、かつて私めの延長ビザをこともなげに処理してくれた人、借りがありました。仕方なく引き受け、バックに急ごしらえの演技をつけ、日本の国花を歌にした「さくら」を日本語で熱唱いたしましたのであります。

よくもまあとお思いでしょうが、これでも一応昼休みに庭園の片隅で発声練習をし、舞台下で、舞台で、リハーサルをいたしまして、事なきを得た次第です。

[ 写真: 独唱のあと、手拍子を求めたのですが、目の前の食い物に箸を向ける方々が多く、残念なことに盛り上がりには一つ欠けましたです。 ]

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