牡丹は中国の国花だそうで、では緋牡丹なのか白牡丹なのかは聞きそびれました。私には緋牡丹は日本女性の一つの典型として記憶にありまして、その昔の話になりますが、「緋牡丹博徒」なぞという藤純子主演の東映ヤクザ映画にいたく心打たれた思いがあるのです。ここに載せた写真は中国製煙草。包装にはソフトパックとハードパックとがあり、ソフトパックの背景は赤、真っ赤であります。ハードパックは白、純白であります。
最近、この煙草に手を出しまして、以前愛煙していた韓国製のスリムでニコチンタールの含有量が少ない煙草は、紙を燃やしているだけでして、煙草とはいえそうにないのです。勝手なものであります。高級住宅地の一角にあるタバコ屋ではなかなか手に入らない。なぜだかわからないが、入荷するとすぐになくなってしまう。ではどんなところで手にはいるかというと、工人、肉体労働者がたむろする街中のタバコ屋なぞでは簡単に見つけることができる。
一度運転手付きの車で、そんな街中にでかけて購入したところ、値段を5角つり上げられた。別の日に、同じ運転手に頼んで同じ店で買ってきてもらったところ、元値でありました。価格とはどうもそういうものらしい。背広姿に黒塗りの車で買い物をすれば、それ相応の値が付いてくることになるのであります。
[ 写真: ソフトパックの「牡丹」。この赤がまたいい。真っ赤なのだ。中国の国旗と同じ色、いわゆる大紅 ( da4 hong2 )とよばれている色なのです。 ]
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