Wednesday, February 14, 2007

[廈門・252日] 情人節

今日は「情人節」であります。中国語では「バレンタインデー」を「情人節」と呼んでおるのです。では「情人」とはいかなる意味なのか、辞書には「恋人、愛人」とありました。中国中が「情人節」と呼んでおるのですから、「愛人」とはいかなる意味なのか、興味が沸いてきます。

では、この日を「恋人」や「愛人」たちはいかに過ごすかといいますと、世界標準とはいささか異なるのであります。日本においてはめぼしい男性にチョコレートなぞ差し上げ、または義理チョコなぞという、上司に差し上げたりと、いろいろでありましょうが、中国という趣の異なるこの地では、男性が「恋人」や「愛人」に花をさし上げるらしいのです。

先週末のこと、仕事仲間でカフェに行き、その足で花屋に立ち寄ったところ、牡丹の鉢植えが250元、日本円で約四千円という高値でありました。店の女主人、「情人節」が過ぎるまでは割引無しですよ、と念を押されました。この牡丹、同行した人妻にさし上げようと思ったのですが、この価格、断念いたしました。ひと妻もいたく遠慮しておりました。

先ほど日本の口悪しき人妻からバレンタインメールが届きました。いつもでしたら愛娘が義理チョコをちょこっと差し出してくれていたのですが、今年はこのメールだけのようです。

[ 写真: ウェッブ上に紹介されていた「情人節」。色とりどりの花で埋め尽くされておりました。 ]

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