Saturday, February 17, 2007

[廈門・256日] 除夕

大晦日、今日二月17日が農暦の年越しの日。私がお手伝いしている会社は今日まで仕事をすることになっています。しかし今週の出勤率は日を追うごとに下がっていました。みな帰郷していったのです。今日私の開発部門の出勤者はなんと三人だけであります。ボスの秘書とボスの雑用係と私、仕事が残っていたとはいえ、何か空しいものです。ボスは昼前に消え、ボス秘書が昼に消え、結局わたしも昼飯を喰らって雑用係の車で家に戻りました。その間、電話番は運転手一人だけという有様です。

大晦日、こちらでは「除夕 ( chu2 xi1 ) 」。除夕には仲間が、家族が集まって盛大に会食をする、らしい。そこで開発部門の台湾人関係者全員が自前のホテルで集まって飯を喰らうことになっておりました。面倒くさいもので、かつ影のボスの主催ということで、それでも仕方なく、昼寝のあとの眠そうなまなこで出かけてきたところです。

十八人参加、二人の幹部が帰郷、それ以外全員出席。裏ボスとそのオジサン、この二人は日本語を流暢に話します。思い通りに会話ができ、ああ母国語とは私には意思疎通ができるのかと、反省しきりでありました。それにしても中国人は地縁血縁を大切にするもので、農耕民族の冴えたるものかと、だから農暦が生き残っているのだろうし、などなど旨くもない広東料理を口にしながら思っておりました。

まあこれで今年は終わり、明日から新年、「新年快楽!」でありまして、こちらではまだ年を越してなくても、顔を合わせると、別れ際にも、「新年快楽!」と叫ぶのでありました。

[ 写真: 大紅で飾られたホテルのアトリウム。今年は亥年、そのなかでも滅多にやってこない金猪という年の巡り合わせらしい。金猪というのがいるらしい。お金を持ってくる猪でしょうか、至る所に「金猪」の文字が。 ]

No comments: