昨日、二人の方から電話をいただいた。「恭喜恭喜!」(おめでとうございます!)と。なんのことやらと思いきや、食いっぱぐれがなくなったですね、ということらしい。この会社での仕事をあと一年延長しますか?の書類にサインしたことで、董事会の議題の一つ、人事の案件に上がっているという。私にはおめでたいことなのかどうか判断に苦しむ。
そもそも大会社で働いたことのない私、事情に疎い。あれやこれや細かいことまで管理しているらしい。それを仕事としている部門があるのだから致し方ない。「恭喜恭喜!」といわれても、うれしくもない。むしろ、魅力的な仕事をこなしたいと思うかぎりである。それがなかなかできないのが大会社ということなのだろう。
これから医療を商売にしてみるかと始めた役員室、麗江のホテル内に高級医療施設を併設するという打ち合わせはそこそこに、珈琲とピーナツをテーブルに、「恭喜恭喜!」で話題が盛り上がった。そもそも私は役職とかを求めたわけでなく、私はおもしろい仕事をこなしたいのだが、あれをやりたい、これをやりたいと好き勝手ができないのが大会社の仕組みか・・・。
二階の役員室から下の仕事場に戻っては、懐妊中の人妻、設計院といういわゆる設計事務所で働いている亭主持ちの口うるさき人妻、看護婦の仕事が辛いといって医療部門で働いているくりくりお目々の人妻、麗江の若造、今日で別の開発会社に転職する若きエンジニア、警察学校を出てなぜかこの会社に就職し、PCのモニターに5口径(!)のオートマチック拳銃の写真をウォールペーパーにしている柔道空手なんでもOKという気のよさそうな男、ハリー・ポッター似のひょろひょろお嬢さん、一目で顔面整形したに違いないと分かる派手派手娘に取り囲まれ、「恭喜恭喜!」とは無縁だが、個性的な面々と一緒して働いている。この場所が一番落ち着くか・・・。
[ 写真: もう一つの落ち着く場所、本社ビルの庭園、池の畔、「太陽がでかい(暑い)」この頃、昼食後に散歩する姿がなくなった。私は木陰の芝生でごろっとしている今日この頃である。 ]
No comments:
Post a Comment