Thursday, May 3, 2007

[廈門・331日] 夏の陽光

口悪しき日本の友人からメールが届いた。「ソチラにはゴールデン ウィーク何てものは無いんだわネ~?」。ところがしっかりあるのです。その名も「黄金週」。こちらに来て、この黄金週で、国の指定した休日すべてを体験したことになる。「国慶節」、「春節」、どれもほぼ一週間の休み、そして私はすべてこの地で、それもどこかに出かけるわけでもなく、ただただのんべんだらりんと時間を浪費した。

「黄金週」は快晴で始まった。四月末までは小雨がぱらついたり、雷雨だったのが、爽やかな風と空気の三日間である。バルコニーにでれば、すでに日射しは夏。それでも空気はひんやり。実に気分がいい。夏の名残が続く「国慶節」、じめじめとうっとおしい「春節」とは大違いだ。にもかかわらずマンションから出かけないのがこちらの友人たちは不思議でならないらしい。私にもわからない。

電話がかかってくるわけでも無し、休み無しの現場からの連絡も無し、半分期待していた小姑娘が訪れる気配も無し。テレビを見るわけでもなし、溜まったDVDもほったらかしである。退屈すればソリティアで遊び、六千五百点を超え、自己満足している。何ともはやこのクソジジイの偏屈なことおびただしい。

夕飯に昨日つくった焼きめしの残りを口にし、お嬢さんが来たときのため下の露天商で購入しておいたマンゴーを食する。黄金週のささやかな三日目がこれで終わることになる。

さて、明日はどう過ごそうか、日本から届いたまま溜まった手紙の返事でも書き記そうか、それともソリティアを続けるか・・・。

[ 写真: 部屋の白い大理石にくっきり影ができている。空気が澄んでいる証拠だ。 ]

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