Wednesday, May 16, 2007

[廈門・344日] 廈門梅雨入りか・・・

この会社に来てからあとひとつきで一年をむかえる。早かったような長かったような。なにしろいろいろなことを体験した一年である。昼前、管理部の人間が、契約の更新をするかどうか、更新手続き用紙を持ってきた。以前はそんな手続きなぞしなかったぞ、と思うもどうも解せない。今更なんなのだ。まあいいか、あと一年東アジアの旅を楽しんでみよう。その先のことはまた一年先に考えることにすればいいさ・・・。

夕刻が近づくにつれ、窓の外が時間を追って暗くなってきた。雨が降るに違いない。予備に置いておいた傘を持ち帰ることにした。

会社のバスが降車場所にもう一歩というところでフロントガラスに水滴。傘を開く用意をして下りる。一緒に降り立った近くに住むおネーさんに、傘を貸しましょうかと声をかける。一寸早足で歩けばなんとか間に合うでしょう、という脇から雨脚は徐々に強まってきた。

信号で別れ、雨を楽しみながら歩いていると、稲光である。あっという間に大粒の雨。マンションにたどり着いたときには、下半身はびしょぬれになっていた。廈門の夏の風景が始まったのだ。

インターネットで日本のニュースを見ていると、「沖縄が梅雨入り」。沖縄が梅雨入りということは、前線は廈門にまで延びているはずだ。天気図を見てみる。ずばり、廈門も梅雨に入ったことを知ることになった。

こちらの雨期はどさっと雨を降らす。賢い人たちは焦らず店先で時間を稼ぐ。今日もお茶屋さんの店先は、通勤帰りに雨に当たられた人で一杯になっていた。

[ 写真: 雨の路上、片手に紙袋、片手に雨傘、両手をふさがれた状態で歩いていると、一人の若者がちかずいてきてピンクチラシを差し出した。無視して歩いていると、ジャケットのポケットに無理矢理差し込んできた。 ]

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