Friday, August 6, 2004

祖国を捨てた父への想い

昨日の「漢詩が詠えたら・・・」に一つのコメントを頂いた。二十年来の友人、komachiさんからのもの。祖国を捨てた彼の父親への深い想いが感じられ、ここに掲載させていただきます。

私にも詠いたい漢詩があります。80年近く前に書かれた漢詩です。
私はその漢詩を書いた人にあったことがありません。
私の亡父が朝鮮から日本に来るときに祖父が父に書いた漢詩です。
父が亡くなった後、その漢詩は古い日記に小さく折り畳まれて発見されたのでした。
祖国を捨てた父ですが、その漢詩は生涯捨てることができませんでした。
今、その漢詩は私の仕事場で、私を見下ろしています。

(komachiさん、勝手に公開させていただきました。)

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