河北のスカ友は、blogタイトルに「醜い豚小屋」、ニックネームに「美麗人生」。相反する言葉で何かを語ろうとしている。若いからできることかもしれない。わたしなら、醜い豚小屋にどっぷり漬かってしまうところだろう。
廈門に来た目的が何だったのか、この一年考えたことはなかった。それがこのところなぜか反芻するように登場する。面白い仕事、一寸余裕のある生活、東アジア最後の旅・・・。読めば美麗人生そのものかもしれない。しかし現実は豚小屋だった、という実感か。
わたしは三国志を読んだことがない。多くの人が面白いという。何か権謀術策の雨あられのような感がしないでもない。だからいやなのだ。しかしここは中国である。三国志を知らずして人生を語るなという現実に直面してしまった。
一人の人間を陥れるための権謀術策、一つの部署がそれに全力を挙げた。しかし、陥れることはできたものの、その影響は大きすぎたようだ。親密な人間関係、楽しげな会話、協力し合う姿勢、そして本来の目的である仕事を効率よく進めるはずの手入れはできなかった。むしろ悪影響の方が大きかった。打ち合わせ内容が伝わらない、全ての案件の行程までもが狂ってしまった。そんな様をみて、陥れられた人間は、密かにほくそ笑んでいることだろう。ざまあみろと。
その影響で、わたしの部署が吹き飛んだ。まあ、本来おかしな系列にぶら下がっていたので、正常に戻ったといった方がいい。わたしは席を失い、昔の系列に戻ることになった。いざ戻るとなると、相応しい場所がない。仕方なく、デスクの配列がえに手をつけた。手をつけてみると、今までがなんとデタラメだったのか、驚かされた。
いやいや、近頃何か気力が萎えたのは、暑さのせいかと思っていたが、原因は他にもあったのだ。
[ 写真: 中国トップモデルの変わり種写真。「新風潮」とでも訳すのか、ウェッブ上のタイトルから見つけた。こんな調子でアジアカップを戦っていたら、きっとサウジなぞに負けなかっただろうに・・・などと妄想してみた。 ]
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