私は暑さに弱い。部屋の中だろうが、木陰の芝生だろうが、暑いとやたら眠くなる。今年の廈門は異常に暑いらしい。部屋の中は人が溜まるといっぺんに空調が効かなくなる。先日の会議だってそうだ。ホテルの管理システムについてプレゼンを聞いている最中でも、気がつくと説明の頁が先に進んでいたりする。一瞬気絶しているのだ。食欲もどこか出かける意欲もなくなっている。面倒くさのだ。
・このところ、若き妊婦と若き人妻が、私をあれやこれやからかうのだが、どーってことない話なのに、やたら気に障る。構わないでほしいのだ。それでなくてもこの暑さだ。
・暑さが手伝って、健忘症にもなっている。会社でやけに尻が軽いなと思いきや、財布を忘れていた。
・空調機の調節が旨くできずに風邪を引いた。会社の医務室で薬をもらい、女医さんから薬を飲む時間について何度も何度も念を押された。食前食後とあるのを間違えた。これも暑さのせいに違いない。どれもこれも面倒だ。
・まな娘にメールで手紙の転送が確実にできているか確認した。強烈な文句が帰ってきた。転送していないのは電話なのだ。暑さでボケが回っている。
・夕食の準備で料理の手順を間違えた。これも暑いからだ。
本当に暑いのです、今の廈門は。外に出てクラッとくるぐらいならまだしも、ドバッと汗が噴き出す。これがあと四ヶ月も続くのかと思うと、ガクッとくる。ここまでくると、快楽なぞ望む気もしなくなる。ビールの一口だって望まなくなっている。あとしばらく、体は休め休めさせながら動かないと、頭は適当に働かせないと・・・。
[ 写真: しかしこいつ=昔の秘書は暑さも関係ない。ヒョコッと家に現れては、おしゃべりして帰って行く。本心は分からないが、表面的には幸せそのものの表情だ。 ]
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