Friday, July 28, 2006

[廈門通信] 航空券で一悶着

[廈門・51日目] 航空券で一悶着
先だっての出張、航空券を五枚つかっています。スケジュールが転々と変わったため、瀋陽から廈門の切符はチケットに記載された日にちそのまま、変更はカウンター処理という結果で出かけていました。出張旅費の精算にはこの切符の他にボーディングカードも必要、会社の経理って厄介なものだと感じていました。ところがこれで終わらないのがまた厄介というか面白い。それにまつわるお話を。

ここ二日間、秘書のあたりがにぎやかなことがありました。我が秘書が眉間にしわを寄せて呼びに来ます。部屋から出てみると、航空券の手配をしてくれている旅行会社が何かまくし立てています。どうやら瀋陽から廈門の切符を二重に購入しているというのです。確かに彼が持ち込んだリストには同じ人間が同じ日に同じ飛行機に二枚の切符をもって乗ったことになっています。私は訳がわかりません。ボスの秘書が説明してくれます。

もともとの切符を変更する際、ウェッブサイトから予約して、日程がずれた分は航空会社に電話で連絡、その結果、二枚分の切符が発券されたままになっていたらしい。旅行会社はその分を払ってくれと連日押しかけていたわけです。しっかり者のボスの秘書はしきりに私に聞いてきます。瀋陽でチェックインした際の航空会社とか受け付けた人間とか服装とかなんでもいいから思い出してくれ、手がかりをもって対応したいと。そんなこと気にもしていませんから、聞かれても答えられません。僅かに記憶に残っていたのは、空港カウンターの位置、それにカウンターの女性が超美人だったこと。彼女の特徴が満族ではないかということぐらい。

しばらくしてボスの秘書が報告に来ました。解決したと。キーワードは「満族」の「超美人」。旅行会社が瀋陽空港のカウンターに問い合わせたところ、見事彼女に行き着いたそうで、余分のチケットは彼女が、航空会社が破棄したことが判明したというのです。美形で満族、他に見当たらなかったのでしょうね。しかし相当の美形でしたです。もう一度お会いしたいです(バキッ!)。

うーん、やっぱり旅はこたえられませんねー。東アジアは「停・看・聴」。旅はまだ続いています。

[写真は満族自治区内のダムを疾走する高速艇]

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