Saturday, July 8, 2006

[厦門通信] 結構やるではないですか!

[廈門・31日目] 事務所が現場事務所の一角にあることはお話ししました。ここはでかいホテルの現場です。台湾の有名建築家が設計したもので、オーナーの考えによって長い間あれこれいじくり回され、オフィスの計画が最終的にホテルに変わったのです。

某建築家にしてはアクがない、すっきりしている、合理的に見える、などなど結構やるのです。ロの字型の平面、中庭の床には一面に大理石が張られている。上部はガラス天井で覆われています。さぞかし音が反射してうるさいと思いきや、中庭に面した壁には消音パネルが貼られている。なかなかモダンに見えます。某建築家が宗教に走って、奇っ怪な作品を作り続けていることを考えると、きっと若い連中が手をつけたに違いないと踏んでいます。

オープニングを間近に控え、仕事場には大声と罵声とが入り交じっています。私は最上階に登り、我関せずと中庭の大理石の貼り具合を見ておりました。

来週は麗江と満州の敷地を見に行く予定です。麗江は世界遺産に指定された町ですので楽しみですし、満州では満州族の農民にあっていろいろな話を聞いてみたい。でも北は一寸気になります、日本人ですから。

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