今日は農暦の七月十五日、中元節でして、台湾ではこの日にこの地の人と彼の地の鬼さんとが一緒になって会食をし、別れを惜しみ、そして別れる、という特別な日なのだそうです。事務所近くの路上には、飾り物を並べ、彼の地で使われるお札を燃やし、鬼さんたちに礼を尽くしておりました。知人が由来を話してくれまして、今晩は彼らとともに食事をして・・・と語ったところ、脇で聞いていた事務の女性、「駄目ですよー、一緒に連れて行かれますよー」。(中元節の正確な由来はWikiあたりで見てください)
この鬼さんたち、年一回七月一日にあの世の門が開かれ地上に戻ってきます。旧暦七月は鬼と人様が交流する特別な月なんだそうです。中日が中元節、あとは月の終りまでごゆっくりということなのでしょうか。日本ではお盆がそうですよね。
古い話ですが、映画”異人たちとの夏”なんてありました。あの話の由来はこんなところから来たのかしら。ちゃんと先立った祖先や親しかった方々の冥福をお祈りし弔わないといけませんですね。
2 comments:
お盆の供養塔で印象に残っているのは、浜名湖岸に建てられていた「供養十方往古来水難死者諸精霊」というものです。
http://www.trekearth.com/gallery/photo945693.htm
なんとも印象的な光景ですね。供養塔の卒塔婆ですか?あれが塔なんですか、毎年かけ替えているんでしょうね。
Post a Comment