Saturday, September 12, 2009

[台北] 栄星公園の由来

大都会の中にある小動物たちが生息する栄星公園、どんな歴史を持っているのか一寸調べてみました。




戦後しばらくしてのこと、商売に成功していたお金持ちさん、弟に自分たちの土地約二万坪を活かして事業を始めるようにさせました。その弟という方は仕事に熱心だったとともに、その地を緑で一杯にすることに夢を抱きます。そして十数年後、見事に草花で一杯になったところで、有料でしたが台北市民に開放します。当時は栄星花園と呼ばれたそうです。その頃市内には新公園という小さな公開公園があっただけでしたので、この件は評価を得ることになります。栄星という名前の由来はその弟の名前の二字からきたそうなんですが、日本語漢字では表現できませんし、高い中文の才が無ければとうてい理解できませんのでお許しを・・・。

話かわって栄星公園の地勢から。園内に残されている小さな池、水はどこから来てどこに流れ出ているのでしょうか、それとも湧き水でしょうか。時折池の端を廻って探ってみますが、小さく細い管が池に突き出し、そこから水が流れ込んでいるのが見えるだけです。しかしそのもとがどこか来ているのかどんな類の水なのかは判りません。では出口は?池の反対側の一角に公衆トイレがあります。トイレの排水とともに合流されて出ているのでしょうか、分かりません。
戦前の農業用水路の地図を見つけました。台北市内には何本かの用水路があったのが分かります。その流れの一角にこの地の生態池がありました。今ではこの用水路、市内では台湾大学構内など三ヶ所でしか見ることができず、ここ栄星公園の池は貴重な台北市民の遺産のようです。

それにしても多くの小動物が生息できる公園が都会の真ん中にあるというのはいいですね。

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