昨夜は日本のネットから地震情報は開けなかった。突然に四川省の首都、成都にスカイプの友のいることを思い出した。開けてみると彼女のスカイプは眠ったままだ。インフラがやられたのだろうか。それでもメッセージを送っておいた。
しばらくするとチャイムが鳴った。彼女からの返信である。この時点、成都では50名が亡くなられていた。返事には「ごしんぱいかけました」「だいじょうぶです」。日本語の本科卒業、地元の会社で働いている彼女、よほど緊張しているのだろう、漢字に変換されていない。続けて「四川はたくさんの人が亡くなりました」「とっても悲しい」。ようやく漢字変換されてきた。真夜中である、心配して、ゆっくり休んでくださいと送ると、「・・・ねるきになれません」。気持ちを抑えて・・・というと、「でもやはりなきたいほど悲しい」。それでも気を取り直したのか、最後には「災害に挑戦しましょう」と逆にエールを送られてしまった。
まだ現地からのビデオは届いていないらしい。ほとんどが昨夜撮影したもの。代わって、blog上に携帯で災害の様を撮影したビデオや写真がどんどんと投稿されてくる。かつて、神戸で起きた被災地に入った友人、当時の携帯にカメラは搭載されていなかったし、バッテリーの持ちも悪く、間もなく通信不能になってしまい心配したものだった。様変わりも激しい。同様なことが聖火リレーでも起きている。さすがに国内で見ることはできないが・・・。
聖火リレー、昨日一日がかりでアモイ本島を走り回っていたようだ。朝方は気にとめていたものの、いつの間にか忘れてしまい、晴れ渡り気温も上昇夏気分、出かける気にならず、夕方、日が落ちて外に出た。いつもの珈琲店に向かうと、今日はやけに人通りが多い。と、若者たち、大きい赤い旗小さいオリンピック旗、胸に国旗のシール、おーそうだった、リレーが終わったのだー。前を歩いていた毛唐の青年に一人の若もの、旗はいらないか、差し上げると囁く。青年、いやいやいいですよ。そのやり取りを見ていたアタシ、彼に微笑むと、青年、掌を小さく開いて見せた。彼、どっちの旗を振りたかったのだろう。
おっと、MSNニュースのリアルタイム死亡数欄が消されている。ちょっとまずったかな。
徐々に現地からのフィルムが放映され始めた。しかし一万人近い死者を出したといわれる震源地からのものはまだない・・・。( 記:08/05/13 11:36am )
[ MEMO: 徐々にテレビで地震の詳細が。しかし震源地周辺の情報で、まだ大惨事が起きていると思われる震源地からのものはない。心配である。 ]
[追記-2] 正確な地図を見つけたので修正します。被害の大きかった場所は山間部、少数民族の住む場所。ドイツのメディアがちょっと過激な情報を流していましたが、アタシはちょっと違った印象を受けています。
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