中国四川省大地震で亡くなられた方々のご冥福を・・・
いまだ被害の大きさが見えていない。テレビ画面には、あっちで一人こっちで一人、瓦礫から救出される被災者の姿が映し出されている。数万の人たちが行方不明だというから恐ろしくなってくる。
今回の地震報道を支えているのが四川電視台。震源地四川省の衛生テレビ局である。他の衛星テレビ局が通常番組の中での報道にとどまっているなか、地震報道をはじめて24時間体制休みなし。地元だから当然だろうが、四川電視台頑張っている。それに救援と報道の公平性みたいなもの、漢族と少数民族の差が感じられず、いやそんな余裕もないのだろうが、よかったのかなと。とはいえ、少数民族の多く住む山間部には、ヘリでまず武装警官隊が入いり、そのあと報道と救援隊が陸路遅れて入れたようす。場所によってはなんらか報道制限、内容ではなく、されていたのかもしれない。アタシの推測であり正確ではない。
昨夜、四川電視台は中休みの番組をほんの少し、流したフィルムを編集して放映した。お疲れさん番組、電視台のニュースキャスター、現場記者たちの活躍ぶりを紹介した。登場したのはほとんどが女性。ホッとしたひと時でもあった。おー、どっかの国と似ているのでは・・・。ところで四川電視台を日常看ている人間はどのくらいいるのか、省内の人間に外地にいる四川出身者か。それでも日本の人口近くいるんだろうなー。今回の件でキャスターも現場記者も全国に知られるようになったに違いない。がんばれ四川電視台。
中国は途方もなく大きい。彼らの故郷までどのくらいかかるの?近い近い八時間。八時間は近いのか。一つの省は一つの国だ。それだけに地元意識が強い。隣の省にあるものがこちらにないのは耐えられない。争っている。しかし画面に出てくる四川人の話す言葉は難解だ。アタシにはお年を召した方の話が皆目理解できない。むしろ少数民族と思われる人の話のほうが聞きやすい。
さきほど衛星通信車の映像が入ってきた。軍用飛行場から現場を離れる温総理の姿を映しだしていた。
[ MEMO: 四川電視台の方々と現場での姿。馴染みになった感がある。 ]
[追記] こんな話があるのか・・・。”「なんでも評点」他所ではなかなか読めない世界各地の珍しいニュースを読み物風にわかりやすく”というサイト。タイトルは「巨大ダムが四川省地震を誘発した可能性も皆無ではない?」。三峡ダムを指している。世界中で大型のダムができると、その周辺で地震が起きるというのだ。 そこには、「・・・2006年8月、香港の中国人権情報センターは三年以内に三峡ダムが強い地震を引き起こす可能性があると発表した。また中国国務院の温家宝総理もこの件について憂慮しているとも添えられている。同発表によると、当局は1993年より同ダム近辺についての地質調査を行っているが、その結果および重要な地質資料が極秘となっている為に、外部機関が精査することが出来ないとしている。・・・」。
午後になると山間部の映像が入るようになってきた。徐々に震源地に近付いている。四川電視台は切れ目なく被災地に貼りついている。
No comments:
Post a Comment