Friday, May 16, 2008

[廈門] 四川電視台と中央電視台

中国四川省大地震で亡くなられた方々のご冥福を・・・

(記事は随時更新しています)

昨夜から四川衛星台のほか、中央電視台と二つのチャンネルを切り替えてみるようにした。中央電視台、流石に情報内容が厚かった。専門家を呼び、分析し、あらゆる方面からの情報提供がなされている。

災害対策、あらゆる面で実に手際よい対応を見て取れる。かなりしっかりした災害時のマニュアルができているのか。まさかこれほど、拝馬屁ではない、率直な印象だ。

[memo]
・湖錦涛総書記が動いた。成都飛行場で温家宝総理の出迎えを受ける。うーん「風林火山」か・・・
・「・・・むしろ情報の透明化によって、デマの流布を止め、国民の団結が強化される効果があった。中国政府はここまで計算していたのだろうか?・・・」「四川大地震で見えてきた『新しい中国』」(徐 向東氏中国市場戦略研究所代表)
・テレビ画面の背景に山の地肌があちこちで見られる。繰り返し放映されるので、注目して観察してみると、足元には道路、工事の際根元を削っている。平地をつくるために切り取っている。安定していた地形に手を加えることは恐ろしい。
・青海省は四川省の隣、震源地の山を越えた向こうにある。成都への出稼ぎ者も多いはずだ。ここの衛星テレビ局にも目をとおしてみる。回教徒の多い、草原の続く美しい地方だという。地震情報番組は中央電視台を受けていた。現場はあまりにも遠い。
・四川衛星台のスタジオゲストの多くは視線を下げて呼んでいる。仲間の記者、志願者、民兵、中央電視台との違い。
・もう一人四川からアモイに来ている女性を思い出し、ショートメールでご家族の安否を尋ねる。問題ないですと返事、そして彼女の仕事「足裏マッサージ」においでくださいと付け加えられていた。
・ポップス支援歌が昨日から流され始める。
・温家宝総理、日本にはいないタイプの政治家だ。

[四川台]
・感染症予防は一昨日から始まっている。山間部でも、道際、仮説ベット、寝具などに消毒液の噴霧を始めた。兵士は営倉に戻っては両手を液につけている。
・昨日のニュース。ダムの対岸に住む村民、水路撤退を始める。道路が切断されていない地区の人間は陸路被災地を去る。長い列が続く。老人を仮設の輿にのせ下山する光景も多い。
・映像に撮影日と場所のスーパーが入り始める。
・山間部、道路切断で孤立した小さな小さな村に入り援助物資を持ち込む小隊ほどの軍に同行するカメラ。巨大落石を乗り越え入りこむ。
・午後四時半、美型キャスター登場。目の周りが腫れぼったい。中央電視台に先立ち24時間体制で登場していたのだ、疲れもたまっているだろう。
・山間部は戦場のようだ。ヘリが飛び交う。村々をまわって救援物資を渡し、交代要員を引き上げ、患者を乗せ・・・。
・年少者の被害が多いのは平日の昼間、授業中に被災したため。多くの校舎が耐震不足で倒壊している。山間の中学校、瓦礫を取り除いても取り除いても出てくるのは教科書、靴の片割れ、ほこりまみれの衣服、首からかける学生証、人影はまったくない。昨夜、美型キャスター、ここを取材中の現地記者とやり取りしている最中声を詰まらせた。
・亡くなられた方々の名前と年齢、出身地がテロップで流され始めた。
・インタビューを受けていた民兵、現場の状況を語っているうちに気が動転、嗚咽、そして気を失った。周りの人たち、あわてて彼の口を開けて呼吸手当。
・ダムのある村、救援活動中に土砂崩れ、村が土煙であふれる。あわただしく被災者を移動させる民兵たち。
・都江県、ボランティアが支援物資を長い列をつくり手渡しリレーでトラックまで運んでいる。インタビューの合間、一人の若者を指さし、「今日は彼の誕生日です」。
・日本からの救援隊が昨夜到着、インタビューを受ける。
・ボランティアは腕に黄色のテープを締めている。
・さすがローカル局、中央台と比べると抑えどころが細かい。美人アナウンサーは安藤優子さんばりに番組を仕切っている。同じフィルムを何度も繰り返すが、中央台と比べるのはかわいそう。

[中央台]
・がれきの下から顔をのぞかせ、気丈に大丈夫、みんなが脇にいてくれるからと語る女性。救出されると手を振りマイクに向かい感謝のメッセージを。
・CENC(中国地震信息センター)、昨日まで6M級の余震が何度か起きていたが、今日は減っているとデーター。
・ブン川県城地震発生十分後に撮影された市内の状況が放映された。大通りを右往左往する群衆、道路は粉じんが舞って視界が利かない。倒壊した建物なし。
・白人系の観光客が撮影した観光地で発生時の光景が放映。彼ら、バイクできていたらしい。バイク上から撮影。倒壊はしていないが、建物の一部が破壊されている。

[ MEMO: 昨夜から四川衛星台のほか、中央電視台と二つのチャンネルを切り替えてみるようにした。中央電視台、流石に情報内容が厚かった。専門家を呼び、分析し、あらゆる方面からの情報提供がなされている。 ]

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