スカイプの友の一人、日本語が達者な廈門にお住まいの方からあるお誘いがあった。週末は何をされていますか?の問いに、暇していますと答えると、私の塾で日本語のコーナーがあるという。彼女の日本語の先生が催しているという。おしゃべりするだけでいいので参加してみませんかとのこと。わたし、時間がとれればゼヒと答えた。
是非と答えたのには一つの思惑があった。例の珈琲店の一人の若い子、彼女、高校卒業後、日本語の専門学校に通ったという。しかしいい加減に授業にでていたので、ちゃんと話せない。使える日本語を勉強したいと。じゃうちに来て料理作ってくれる?会話はみんな日本語で、といったものの、彼女、一度も顔を出したことがなかった。その彼女に連絡を入れてみた。彼女、大喜び。日曜の早朝、一緒に塾に行ってみることにした。
塾はある小区のマンションの一室。といっても広い。教室は三つ。ここの一室にスカイプの友、日本人の経営者、若い先生、それにあたし。生徒は十人を超えていた。日本人が経営する石材の貿易会社に勤める子は、さすが日本語は達者だった。石材の多くは、日本に送られるのだ。ボスは中国語が話せるのか?と聞いてみる。一人はほとんど駄目と、一人は実に達者だと。ボスは共に若く大阪の人間だという。
スカイプの友は韓国系中国人、いわゆる華僑である。十八まで韓国に住んでいた。韓国語は勿論、日本語も全く問題なく話し、字が書ける、それも上手にだ。日本語は、日本語を学ぶにはここしかないという大学でみっちり学んできた。卒業後も日本語を話す機会を探したようで、今では通訳をしているという。
ここで私は先生のかわりをしてきた。若い男女と、あの話しこの話と、教科書にない題目を探してみた。なかに一人十代の女の子、北朝鮮生まれ。彼女は私に質問する。「朝鮮や中国は日本の植民地だったのですか?」。この話は厄介だ。しかし誤魔化すわけにはいかない。私の知っている歴史の知識で答えるより他になかった。
ところで、私と同行した珈琲店の若い女性はというと、なにやら若き男生徒と話が盛り上がっている。それも二人とも日本語での会話である。彼女を連れ出したのは一応成功だったと言えそうだ。
日曜日を日本語学校で遊んできた。それなりに面白い体験であった。
(注:高校、大学に第二外国語があると、それは英語か日本語だそうだ。えっ日本語?と聞き返すと、東北地方には多いらしい。しらなんだ。)
[ 写真: 早朝のテラス。超高層ビルの合間、日の出と共に霧が立ちこめ、虹が浮かんでいるのを目にした。 ]
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