
これはボスの秘書からの話。先日、若造が廈門にやってきた。秘書嬢が部屋にはいると、ボスが若造に向かって、「オマエの知能指数は小学生以下だ!」、「オマエはアホか!」等々サンドバッグ状態だったそうだ。知能指数は、小学生だろうが大人だろうが関係ないのである。ボスもボスだ。
若造、廈門にやってきてはボスにバカにされ、罵られ、サインももらえずじまい。週末のいっとき、カミさんと子供が待っている台湾へ帰りますとボスに報告するも、ただ一言、「何様のつもりだ!」。結局、口ごもりながらブツブツと悪態をついているのだろう、ボスの部屋を出ると、電話先の部下に当たり散らしている。それでも懲りずに廈門にやってくる。辞める辞めるといいながら、全く辞める気配もない。
彼はサンドバッグである。打たれ強いのだ。一歩外に出るとすぐに電話をかけまくる。携帯の住所録にため込んでいる女性に、片っ端から電話を入れて食事に誘うも・・・断られている。それでもまた誰彼かまわず電話する。彼の部下が麗江滞在二ヶ月で音を上げ、廈門に戻っていても、彼は体調を崩すことも、ため口が減ることも、食欲が無くなることも、なにもない。ますます元気になる。サンドバッグが爽快らしい。
こんな具合だからか、あるとき、私が彼とskypeでチャットをしていると、ボスの秘書が割り込んできた。「色魔!」に始まり、「シンセンの女とはどうした!」、「麗江の秘書は本当は彼女だろう!」なぞと、いいたいかぎりに書き込まれるのだ。
それだけ麗江の若造はみなから愛されている。
[ 写真: いまや老頭子の偶像となった「夢見るお月様」、河北のスカイプの友、彼女のプロフィルに貼り付けられていたイラスト。 ]
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