Friday, June 1, 2007

[廈門・360日] 彼らは去るのか?

あと一週間足らず、私が廈門にきて一年の歳月を刻むことになる。そしてこの365日の間、嘘のような出来事が目白押しだった。ひと月遅れで加わった台湾人の仲間たち。開発会社の役に立とう、金を貯めよう、何か面白いかもしれない、などなど想いはそれぞれだったろう。我々のが寄り集まれば、できないことは何もない。そうみな考えていたに違いない。しかし結果はどうだったろう・・・。

予想に反し、目論見は見事に覆された。みないろいろ言い訳はあるだろう。権力争い、ひとを蹴落としてはい上がるもの、イジメにイジメが重なって居直った途端に力を発揮しだしたもの。なかでも我々を呼び集めた元ボスと辣腕総経理、最後には罵りあいの末、二人ともこの舞台から去ろうとしている。

昨夜、珍しくボスが宴席を設けた。目的は定かではない。新しくやってきたマーケティングの総監を我々に紹介するためだけではなさそうだった。会社から席を外していた辣腕総経理もこちらにやってきて参加した。

宴席を終え、辣腕総経理の車で帰路につく。いつものコーヒーショップに二人して入って二時間、彼は延々と会社から去る理由を話してくれた。話が本質を突いていたかは定かでない。どこか話さないことにしている部分を、話の合間に感じ取れた。いまだ突然に彼が総経理という職を投げ出したのか分からなかった。

もう一人、元ボスはこのところ、誰彼かまわず六月末に東北地方で仕事をすると言いまくっている。またか・・・と思うも、今回はどうも切羽詰まっている。私には一言も話がない。契約更新したばかりのわたしだ。一緒に同行するべきか、また一から始めるのか、厳冬の東北になじめるのか、思いは複雑である。

[ 写真: この二日間、スカイプ仲間に河北大学の研究生が加わり、暇を見つけてチャットを楽しんでいる。中国語、日本語、英語とマルチリンガルな会話である。 ]

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