ここに載せた写真、携帯におくられてきたメールのスナップショット。差出人は廈門市人民政府新聞発言人とあった。人民政府がなぜ私の携帯番号を知っていたかは問題でない。人心をコントロールするのに携帯が最も望ましいという現実である。差し迫った時間のなか、個人個人に市政府の対応を伝えなければならない、デモに参加している人間、これからデモに参加しようとしている人間に、いかに効率よく意志を伝えるか、実に心得た対応だ。
なぜこのようなメールが届いたか、内容について語ることはできない。なぜなら、私にとって身近な問題だからだ。廈門で日本語のできる人、スカイプの友とチャットを始めた途端、彼女は知らず知らずのうちに今回の問題を投げかけてきた。私は正直に答えるより他に手だてはなかった。
会社内部、多くの人間がチャットを仕事や友人たちとの井戸端会議に使っている。このネットに、今回の騒動の情報がどんどんと入ってきていた。デモの参加者が二万人を超えたとか、そのさまの写真とか、午後の会合に参加しないかとか・・・。携帯といいチャットといい、ネットが商業主義を超えてこれほど有効に使われているのを間近に見たことがなかった。一寸感動したりしたと同時に危ないとも感じた。
今日は、会社内部も市政府の建物に近い私の家の周りも、一寸騒がしかった。
[ 写真: 私は二つの携帯番号を持っている。通信会社が違う。中国最大手の会社の通信網からこのメールが届いていた。それもSMS(いわゆるショートメッセージ)の送信可能文字数のなか、三回に分けて送っている。写真が小さいので読み取れないかもしれない。それでよしとしてもらいたい。雰囲気だけ感じ取っていただきたい。いずれ詳細はご報告できると思います。ではでは・・・。 ]
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