先ほど帰宅した。遅くまで、コーヒーショップで仲間たちとあれこれ激論を交わして戻ってきたところだ。おかげでblog更新が翌日になってしまった。
大昔の写真がいま手元にある。まな娘が日本の私のデスクを整理していてでてきた写真だ。「パパの手元にあった方がいい・・・」といって送ってきた。結婚前の連れ合いの写真も同封、「若いときのママはすごーく綺麗だった。パパが苦労させたんだろうな、あたしの知っているママは老けていたョ・・・」、と私を諭す一言も忘れていなかった。
小さなアルバムのなかに白黒の一枚。私だ。二十五歳前後だろう。この一枚、原宿・表参道、いまは無き古き同潤会アパートから友人が撮影したもの。細身のズボン、長めの髪の毛、むき出しのまま抱えた書籍と、当時最新だったソニーのボイスレコーダー。レコーダーには、確か、藤純子主演の「緋牡丹博徒」映画館実録テープのはず。
中国は廈門、この写真を見ている私と、写真の私とは四十年という歳月の差がある。すごい数字だ。ただし、当の本人に、そんな自覚はない。自覚がないのも困ったものである。精神的に成長がない。彼得・潘綜合症(ピーターパン・シンドローム)といわれても仕方がない。
若き妊婦はいう、「娘さんを呼んで日本料理店を開きなさいよ。絶対儲かるから」。儲かるといわれても、金が入ると思う前に、面倒くさいと考えてしまう。このところ、社内で株を買う連中が増えているという。確かに儲かる可能性は高い。オリンピック、万博と続くこの三年、株は上昇し続けるに違いない。同時に「元」が強くなるだろう。元を貯め込むのも悪くない。どれも話は面白いものの、手がける気持ちにはなれないでいる。
[ 写真: 自分でいうのも変だが、いい雰囲気がでている写真だ。社内の一人の女性、「冬のソナタ」の学生服姿のペ・ヨンジュに雰囲気が似ているという。屈折した気分が似ているかもしれない。しかし、ドラマでは、成人した彼は気持ち悪かったなー。 ]
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