Monday, June 25, 2007

[廈門・382天] うるさいのだ!

日本人が海外で仕事をする際にぶつかる問題、ルールが余りにも違いすぎること。考えられないような出来事にぶつかったりする。あたし、長年台湾の仕事で慣れていると思っていたら、まあ出てくるわ出てくるわ、うるさいことが。

まず、幹部のほとんどは台湾人、彼らはここで成果を上げ、どうだ、と言いたいのだろう。他人の按配なぞいっさいおかまいなし。ボスが締め付ければ締め付けるほど、目尻が跳ね上がり、結果主義に走る。ますます全体をみなくなるから、ますます締め付けられる。そんな体制だから、去った総経理、「ボスだけみていればいい」と公言していた。

今日、麗江の若造、私にこれこれのことを処理してほしいという。いいだろう、しかし私の要求は多く多岐にわたるぞ、と脅すも、あたしゃ分からないから言っているのだと、自分の力不足を人に押しつけようとする。いいだろう、やってやろうじゃないか、と今度は本土の人間にあれこれ話を持って行くと、話はいつまでたっても本題にいきつかない。いつまでたっても周りを回り続けている。

この話は誰それでなければ分からない、あの話はどこそこに持って行かなければ分からない、我々は業主であり、彼らに要求すればいいのだ、という。何故これほどスタッフが揃っていながら我々で対処できないのか、と聞く。ジェネラリストが存在しない悲しさ、みなスペシャリストであり、他のことには耳も貸さない。

一番厄介なのは、みな、口で仕事をすること。絵は描かない、数字は出さない、文章にサインはしない、つまり後々まで証拠が残ることはできるだけ避ける。いつまでたっても結論が出ないのは当たり前なのだ。

しかし彼らの口の達者なこと、私はうんざりする。ただただうるさいのだ。まったくもって彼らは五月蠅いのだ。

[ 写真: 夏なのだ。入道雲がわき出る季節だ。連日三十度を超える。かなりバテる。時に夕食を終えると、バタッとベッドに横になり、気がつくと明け方だったりする。 ]

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