Friday, October 6, 2006

[廈門・121日] 中秋の名月なり

本来なら会社に出かけて四苦八苦している人間の手伝いをするはずだったこの休み、土楼見学と、それで疲れの出た体を休めるために使っている。手伝いを期待していた人間が皮肉を込めて電話をしてきた。「何してますかー、昼飯一緒しますかー」。結局彼ら出てこなかった。その代わりに夕飯あとの珈琲をおごる羽目に。

今日は中秋の名月、こちらでは中秋節 [ zhong1 qiu1 jie2 ] 。名月を観賞し、月餅を食し、そして博餅(ダイスの賭け事)をする。湖畔のコーヒーショップで我々は名月を眺めたものの、月餅も博餅も無い晩であった。家に戻ると隣の家からダイスの音が聞こえてくる。きっと家族で博餅を楽しんでいるのだろう。

前の運転手から「中秋快楽!」とショートメール。何事にも挨拶を欠かさないこと、こちらで生き残るための大切な礼節である。我が秘書は口酸っぱくわたしにこのことを説いて聞かせてくれていた。礼節を尊び、わたしも彼女へショートメールを送った。「中秋快楽!」。

[ 写真: ボケて見えるのはわたしの技術不足と光量不足。湖畔はネオンで飾られ、建物も光り輝く。ネオンが眠りにつくのは十時半。突然辺り一帯真っ暗になってしまう。 ]

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