
こちらのなじみの珈琲店がありまして、店主がオーストラリア人でして、店内はゆったりとし、無線LANも使え、考え事とか、読書とか、仕事の一部をこなすにはなかなかの場所であります。店内のBGMは英語圏の人間らしい選択のオールディーズが流れています。
最近この選曲が突然に様変わりいたしました。店長の心境の変化なのか、原因は不明なのですが、意味不明の曲がいっぱい流れるようになりました。なじまない曲だな、なぞと思っているうちに、なかには心を動かせるような曲もあることに気がつきました。店の女の子に「何?この曲」、ボスのパソコンから彼女が書きだしてきてくれたのですが、さっぱりわからない。「あたしだって解らないわよ」といわれ、仕方ない、ウェッブ検索かけたところ、youtubeに何ともローカルなおばさんが情感いっぱいに歌っておりました。題名はフランス語で"Comme toi"、彼女の名前はIshtar Alabina。何びとなのか、いつ頃の歌かもわかりませんでした。しかしステージの床にダビデの星が描かれていて踏みつけていました。
珈琲店から家に戻り、さらにあちこち検索をかけたところ、イスラエルにてエジプト系ユダヤ人の母と遠い縁戚にスペインの血を引くモロッコ系ユダヤ人の父親との間に生まれた女性歌手だということがわかりました。先日「ADL”ユダヤ名誉毀損防止連盟”の陰謀」なぞという本を読んだばかり、もともとエスニックに陥りやすいタチだったこともあって、歌と振りと容貌と血縁とに十分ハマることにあいなりました。(この曲と振り、どこか韓国演歌ににている感じがしたのだが。)
[ もしダビデの星のもと女性兵士の様を背景に流すビデオをご覧になりたいならばこちら。珈琲店のBGM、他にもインド・ポップスがはいっていたりしていた。これも悪くない。確実にイスラム文化は変質してきている。若い珈琲店の店主、BGM選曲を変えたのはそのへんを感じ取ったのだろう。 ]
[ 6:45pm 追記:女性兵士のビデオに記載されていた引用元のblogにアクセスしてみた。「削除されました」と出た。なぜだ。 ]

[ MEMO: Ishar Alabina、十年前にブレイクしたらしい。その後もラテン、ジプシー、レゲーなどいろいろなミュージシャンとコラボしている。 ]
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