Saturday, March 17, 2007

[廈門・284日] 処方箋の薬

あー、今日も曇天。気分が落ち込む。それでなくても帯状発疹で腹のあたりがピリッと痛むからなおさらだ。病状は薬が効いてきたのか、発疹の腫れは徐々に引いてきている。しかしピッリだけはまだ残っている。これが気にくわない。会社の医者に聞かれ、腹が痛い痛いというと、いや腹ではなくて腹の周りの肉に入ったウィルスが悪さをしているのだという。どうであれ気にくわない。

昨年、元ボスが招聘した外国人四人、そのうち現在健康なのはただ一人、若造だけである。ボスの際限ないお叱りにもめげず、何とか体だけは平常だという。他の三人は、一人が高血圧、一人が胸、一人が発疹(かくいう私である)。元ボスは高血圧が悪化したようで、入院中である。何というざまだろう。廈門という魅力的で生活しやすい場にありながらこのざまだ。病はまさに気からである。何とか金を貯めて週末を田園で過ごすというプランを実行に移したい。

書類を整理していて目にとまったのが、先日病院で受け取った領収書。薬の種類を並べた欄がある。さすが中国、普通の病院で漢方を処方している。漢方と西洋薬をミックスした処方(中成薬)、漢方そのものの処方(中草薬)などが書かれていた。

私が発疹になったという話はすでに知れ渡っている。みなが心配そうに声をかけてくれるのだが、エー何でアンタ知ってるの?という具合で、ここ中国では口コミが早い。今では携帯を誰でも持っているからなおさらである。下手なことはできない。小心( xiao3 xin1 注意 )小心。

[ 写真: 日本でここ数十年、大病院で診察を受けたことがない。どのような手順を踏むのか知らない。ここ廈門では、診察を受ける順番がくると、電光板に名前と診察室の部屋番が表示され、かつマイクで呼ばれる。一寸不気味だった。 ]

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