
上が一人だったり二人だったり三人だったりする。仕事の内容や重要度により変わってくる。口うるさいボスは、私の提出書類に手を入れることはない。専門外だからかもしれない。私の説明書きが的を得ているからかもしれない。厄介なのは同じ飯を食っているボス。自分の得意としている箇所に手を加えてくる。特に室内設計のような場面では、私より優れていたりする。ときにスタンドプレーをして、人の気を引くようなまねもするのだが、おかげで現設計を台無しにしたりする。それでも答えなければならないときは悲しいものである。
ある時、ボスが私にランドスケープデザインは得意かと聞く。できますよと答えた。しばらくして、現場工事真っ盛りの集合住宅地の景観設計がどうもなっていないから検討しろときた。見てみると、とんでもない設計になっている。一度はボスが承認したゲートのデザインなぞ、さすがに気になっていたようで、元々の案がいいかもしれない、検討してみろという。すでに一部ができあがっていたり段取りの終えたものもある。すぐに変更設計を提出し、承認された。担当の人間はたまったものじゃないが、この決断は許される。
今は、敷地内の舗装用石板やタイルの材料、パターンに手をつけ始めたところだ。まずは考えを整理し、全体の構成を理解させ・・・、ガッコの先生だな、こりゃ。
[ 写真: 土曜日に呼び出され、現場事務所で担当者を脇に、ボールペン一本でコピー紙に書き込み・・・。そして今日一部を着彩したものだ。 ]
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