Wednesday, March 14, 2007

[廈門・281日] 昨日の続き

昼の役員食堂。医者の総経理に昨日皮膚科の医者が書き留めた「病歴記録メモ」を見せた。読めないですねーと。結局何を書き留めているのかは不明。しかし横文字の部分で、薬の成分を確認し、うなずいていた。

私の方は、朝、風呂上がりに軟膏を塗り、会社の便所で人知れず塗り、朝食・昼食の食後に錠剤を飲み、この忌まわしい腫れと腹部の痛みの消えることをひたすら待つも、いまだに回復への兆しはみてとれない。困ったものだ。これでは仕事にも集中できない・・・というものの、仕事は仕事、気にくわない仕事でも、どこかに面白い部分があるのではないか、ようやく探し出した。

中国の電脳ユーザーの99.9%はウィンドウズを使っているに違いない。CADもウィンドウズ専用のAutoCADである。味も素っ気もないソフトである。このデーターを受け取っても、見る気も、手を入れる気もしない。しかし仕事は仕事である。何とか面白い方法はないか、考えた末が、結局日本で愛用していたベクターワークスというCADにデーターを移し、ベクターワークス上であれこれいじくり回し、AutoCADに戻す、という訳のわからないことで楽しんでいる。

ベクターワークスは、スケッチができ、簡単な3Dもつくれる。シェーディングもできる。担当者と打ち合わせながら、ほれほれこうだろー、とスケッチがわりに見せたりすると、目を丸くする。そんな私を新任の総経理は「大師 da4 shi1 巨匠 」と皆の前で呼ぶ。喜んでいいのやら、おちょくられているのやら。困った人だ。

[ 写真: たぶん達筆なのだろうが、本当に訳がわからない。専門家はしばしば自分しか理解できない世界に入り込む。かくいう私もそうなのであります・・・ ]

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