
湖畔のイタメシ屋に向かう。今日はやたらとヒトのでが多い。いつもならまばらな人影も、家族連れやカップルの姿が目立つ。そう、今日は9月8日、廈門市にとって特別な日らしい。その記念日のため湖畔で花火大会を催すのだ。それと知らず出向いたイタメシ屋のデッキテラスのテーブルには予約済みと書かれていた。仕方なく二階の落ち着いた席で食事をとる。
我が大兄たち、予想に反してここの料理が格別だったと、こちらの料理になじめなかったのだが、今日は美味しく口にできたと、昨日も一昨日も食べ物がのどを通らなかったと食事の後に話してくれた。お世辞だと差し引いても実際そうだったに違いない。廈門の味は塩辛く、油っぽい。すでに国際的な生活スタイルが定着しつつある台湾と比べれば、ここの料理は田舎味なのだ。
食事の後、ホテルまでお送りし、いざ帰ろうとしたがいっこうにタクシーが捕まらない。ようやく拾えたと思ったら脇から女性がさっさと乗り込んでしまった。私たちすっごく待ってたの・・・。それでも見つけたタクシー、運ちゃんはしきりに通行止めでなんだらかんだらとまくし立てる。いいから走ってくれと。湖畔近くの我が家周辺はヒトヒトヒトの人並みで埋まっている。渋滞で動けないでいた車の窓からは、華やかな花火と金門島から砲弾が撃ち込まれたのではないかと思うような轟音が鳴り響いていた。
[写真は自宅のテラスからの眺め。肝心な部分はほとんど見ることができなかったが、それでも雰囲気は楽しめた。]
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