Thursday, September 21, 2006

[廈門・106日目] 八月十五夜の紅包

あまりに退屈すぎてblogの更新する気がしなかった十日間でした。暇だったわけでなく、することが退屈だったのです。仕事は内容がないと退屈なものです。

新暦の十月六日は農暦の八月十五夜、家族や仲間が集まり、月を崇め美味しい食事を口にし月餅とお手当が配られる日です。先週金曜日、こちらの呼び方で星期五、表の会長が新事務所を訪れ、社員一同に八月十五夜の紅包(hong2 bao1 ・お手当)を授けるという儀式がありました。会議室に三十人ほど集まり、簡単な挨拶と、赤い封筒を全員に配るのです。中には二百元、普通のスタッフにとって十分な額です。

ここでの二百元は何かにつけて手渡される額なようです。結婚式で、運転手への毎月のお礼で、配下へのお手当で、などなど相場なんだそうです。どのぐらいの価値に相当するかというと、例えで比較してみれば、昼の弁当七元、麺専門店で十二元、桃が三元から五元、煙草一箱十円前後、公共バスは一元、空調付きで二元、タクシーの初乗り八元。贅沢をして五つ星ホテルでブッフェが百元、イタメシ屋のパスタ五十元前後、エスプレッソのシングルカップ二十元。上手く使えば一人二週間分の食事代にもなります。

そう考えると我が中国語の教師にはかなりの贅沢をさせているなー。時にイタメシ、時に麺専門店、時に薬剤ご飯、丸ごとレモンのジュースなどなど飲み食いさせています。まあその分最近は健気に手料理なぞつくってくれていますのでお相子でしょうか。

まもなく国慶節、一週間のお休み。出稼ぎに出てきている連中や学生は里帰り。我が中文老師の里帰りには手みやげに月餅でも持たせよう。

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