地 上約八メートル上空から台北市街を眺めた写真です。一昔前のSF風景そのものですね。二十世紀初頭、日本の技師たちが礎を築いた条里制の都市計画でできた 幅四十メートルの道路を、ラバータイヤを履いた新交通車両が走ります。地上にいても音は大きくありません。しかし早い。どのくらいでているのでしょうか。 独特の光景が新しい台北を見せてくれていました。子供のころを思い出して、車両の一番後部に座って写真を撮りました・・・
こ の路線は、私が宿泊したホテル付近の中山国小駅から木柵というところまで走っています。できたころは何かと評判が悪かったそうですが、他の路線の建設も進 み、地下鉄との組み合わせでほぼ主要な拠点が結ばれると、利用客は急増したようです。モーターバイクが貴重な足だった時代から、天候にも左右されず、服装 も着飾って移動ができますので女性の身なりも様変わりしていました。値段ですが、前にもご紹介したプリペードカードを私は利用したためわかりません。赤字覚悟で計画したものだそうなので、バスとそんなに変わらないのではな いでしょうか。私は東京にいたときのように、ちょっとした買い物にもこの線を利用していました。あっ、もちろん無人で動いています。技術はフランスからと 聞いています。この新交通、現地では「捷運」と呼んでいます。
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