文 化往来という新聞欄で今日、「漢字文化、東アジア各地で関心高まる」という表題で一文が乗っていました(日経新聞9月6日号朝刊)。日本の大学が東アジア の国と地域の研究者を集めて開いた「東アジアにおける漢字文化活用の現状と将来」というシンポジウムの概要です。私にはとても興味深いものでした。なぜな ら、先人に倣おうという趣旨に思えたからです。いや、それが正しい目論見なのかもしれません・・・
中国では
・近年、伝統的文化を見直す傾向が強まり、小中学校の国語教育も古典重視の色彩が強い
中国では
・近年、伝統的文化を見直す傾向が強まり、小中学校の国語教育も古典重視の色彩が強い
台湾では
・先人の経験と知恵を漢字文化に学ぼうとする姿勢が顕著
韓国では
・経済第一主義への反省から漢字文化の持つ道徳的・精神的価値を評価
というものです。
自分たちが勝手に見捨てた漢字文化を見直そうという趣旨は、私には喜ばしいことなのです。しかし、漢字というデザイン言語はまた、漢字というアイコンがも ともと内蔵している表意をも呼び起こさせるものでもあるわけです。ローマン文字の表記文字とは違うわけです。注意深く進めないと・・・なんか一寸怖い話に なるのではないか、心配します。
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