Thursday, July 8, 2004

携帯電話で中国語入力

こ の二年間、台湾と中国大陸を何度か行き来しましたが、携帯電話でメールを送っている姿はほとんど見たことがありません。日本で、私が東京に出るために使っ ている総武快速電車の車内、携帯電話の画面と取り組んでいる数は毎回十人前後にのぼります。台湾・中国の人間は、より実利的なのか音声対応で結果を求める のか・・・

上海在住の 台湾人事業家に連れられて、立派な飲み屋さんに連れて行ってもらったときのことです。お客さんの相手をしてくれるお嬢さんたち、みな携帯を握り締めて席に 着きます。この携帯、音声用には使っていません。おそらく店で許していないのでしょう、メールのやり取りだけのようです。宴たけなわになり、お酒がかなり 進んだころからメールが盛んになってきました。

同席のお嬢さんに
「何してんの?」
差し出す携帯を覗き込みます
「○○、キョウノヨテイケッテイ!△△ハマダ?」
ふっと顔を上げると、遠い席のお嬢さんがこっちを見ながら軽く微笑んでいました
同席のお嬢さん、早速返信しています
画面には中国語が軽快に打ち出されていきます
「早いね!簡単なの?」
「うん」
「それであなたは今晩の予定決まったの?」
「駄目みたい」
駄目といわれている相手は私です・・・対不起

私たち個室の客は七人、お嬢さんもほぼ同数、同じ部屋の中で彼女たちの携帯メールは活かされていました。

その後、機会があって中文版携帯電話を入手することができました。
マニュアルを読み、中文入力を試して見ます。確かに簡単でした。漢字の書き順さえ間違えなければ、ボタンを押す傍らから対応する文字が表示されていきまし た。もちろん他にピンインというアルファベットで発音を入力するクラシックな(マニュアルにはそう書かれていました)方法もありますが、携帯のボタンです るには時間がかかってしまいます。新しい方法は漢字が解かればそれでできるのですから、日本人も扱いやすでしょう。

写真の左側に写っている[1]から[5]のボタン、数字とアルファベットの間の記号、これですべてです。
(写真をクリックすると大きくなります)

[1]は[一]
[2]は[?]
[3]は[ノ]
[4]は[ヽ]
[5]は[?]

想像できますよね、筆で書かれた文字の一部です。入力したい文字の筆順を5つのボタンを組み合わせて押すだけです。

例えば
「日」は [2]+[5]+[1]+[1] つまり[?]+[?]+[一]+[一] となります。
実際は数回入力していると、[2]と打つだけで画面下のリストに「日」が現れます。
最初は戸惑う文字もありますが、慣れればどうということはありません。適当に省略しても出てきます。それに日常頻繁に使う文字がすでに学習辞書に登録されているのですぐに選択することができます。
機会がありましたら試してみてください。中国語がわからなくても知的ゲームが楽しめます。


[追加:July/9/04] 日本の携帯ではできないの?というご質問がありましたので調べてみました。ピンイン入力で、フォントと辞書と変換エンジンはサーバー上にあって、パケットサービスでの提供というのがありました。ごさんこうまで・・・

[日本の携帯電話で中国語入力]

・javaアプリ
http://www.hellonavi.com/txtadvjp/01/index.html

・AUユーザーに朗報!CHINA通が、6月3日からAUのオフィシャルサイトに登場!簡単にPINYINの中国語入力ツール「PINYIN遊」もダウンロード可能!
・ (2002年12月18日に公式サイトをリリース。2004年7月中に「旅め?る」の連携版をリリースする予定)
『Vodafone live!』→『English』→『Lifestyle & Info』→『CHINA通』→『PINYIN遊』
http://china-tsu.jp/index.html

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