Friday, January 27, 2012

Jean-Luc Godard & David Darling

 "Jean-Luc Godard / Éloge de l'amour aka In Praise Of Love(TRAILER)"

 Facebookで台湾原住民布農族霧鹿部落民とチェリスト・David Darlingがコラボレイトした曲を紹介しました。しかしDavid Darlingがどの程度日本人に認知されているかは私にはわかりません。私自身も昔映画のなかで流れている曲が印象に残っていたものの、誰の演奏だったのかは知りませんでしたから。ところが台湾でこちらの原住民に関心を持ち、彼らの音楽、特に布農族の「音」、天上と会話をする音を聴き、どのジャンルにも属さない音楽だと驚かされ、彼らの音をあちこち探し回っていたところ、一人のチェリストが布農族と合作している曲に出会いました。

それがDavid Darlingというチェリストでした。Wikipedeia日本では探せず、英語版から引用すると

David Darling (born March 3, 1941) is an American cellist and composer. He won the Grammy award for Best New Age Album in 2010......
In 2000 western famous cellist David Darling recorded an unusual collaboration with the Wulu Bunun 布農族霧鹿部落, a group of Taiwanese aborigines......

チェロという、どちらかというと表に出てこない楽器のせいでしょうか、引き立て役を担うことが多い。"勤快的小孩 Lugu Lugu Kan-Ibi" by 霧鹿布農 Bunun, Wulu and David Darling 2000では布農族の「音」を際立たせていました。彼のほかのジャンルとのコラボをみても そんな感がします。
ゴダール映画では、うーん、彼でなければ、という音を与えていますね。

ただ、布農族の音を採取して持ち帰りデジタル再構成した曲がありますが、布農族の天上と会話ができる「音」は消えてしまった感がありました。西洋的思考の限界かもしれませんね。台湾原住民にはまだまだアミニズムのもつ深い感性が残されているのでしょうか。

それはともあれ、ゴダール映画のこの音はとてもいい、あーフランス映画だなーって感じ入るクリップでした。

参考までに今まで私が書きとめた布農族のブログ記事を書き残しておきます。

[台北] 布農族の音楽作法でつくられた “美麗晨曦”
http://east-asia.blogspot.com/2011/04/blog-post_29.html

[台北] David Darling & The Wulu Bunun
http://east-asia.blogspot.com/2011/07/david-darling-wulu-bunun.html
[台北] 八部合音 - 神への返信
http://east-asia.blogspot.com/2011/02/blog-post_24.html

[burikineko]


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