Saturday, August 22, 2009
[台湾・金門] 小三通 - 金門島のフェリーターミナル
台北から国内線で金門島へ。空港のゲートを出ると、各航空会社がフェリーへの搭乗手続きをしてくれます。そのかわり、搭乗した国内線の航空会社のカウンターでパスポートを預けることになります。航空会社が用意する専用バスが、厦門へ乗り継ぐフェリーのターミナルに着き、そこで船の搭乗券を受け取るまで、客は海に飛び込むことも、民宿に泊り込むこともできません。航空会社は決められた船に必ず乗船させなければいけないのです。
飛行場とフェリーターミナルまでの間は軟禁状態にされます。台湾人も中国人も外国人も。バスには航空会社の女性乗務員がついています。心配顔の客に向かって語りかけます。「パスポートを預かっていますけど問題はありませんからね、ご安心くださぃ。フェリーターミナルに着いたら切符と一緒にお渡ししますからね」。
金門島の国際フェリーターミナルビルは台湾本島で見かける小さな鉄道駅みたいに見えます。ホールの片隅に通関に向かう通路が見えました。国際線のような厄介さは感じません。トントントンと出国手続きは終わり、煙草は安く買えるはずだと免税店もありましたから購入し、埠頭に出るとそこに小さな船が停泊していました。
窓際に席を取り、それでは上部デッキから埠頭の写真を撮ろうと思ったのですが、残念なことにデッキはありませんでした。客の安全のためでしょうか、完全に密閉された構造になっているのです。
厦門では姐姐が出迎えてくれるはずです。でも船は予定の便より遅い便に変えられてしまいましたから、早めに連絡しておかなければなりません。手元には台湾のSIMカードの携帯と、厦門のSIMがささった携帯の二台があります。試しに厦門の携帯の電源を入れて見ます。見事向こう岸の電波を拾っていました。無事にSMSを送ることができ、了解しましたよと返事も受け取ることができました。国際メールの必要がありません、電話代が節約できました。
[ today's photos ] ターミナルから船までの間は細い通路で仕切られている。写真撮影もママならない。身体を乗り出し、わずかに覗ける港と停泊中の船影を捕らえらる。きっと大型船の必要はないのだろう、港もこじんまりとして和める。台風が後ろから迫ってきていたものの、波頭も見えていない。穏やかな船旅になるだろう。
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2 comments:
日本語ページ発見。
どこにあるか解りませんでした。
金門島から日本人大陸上陸とは,
地下の根本博将軍もさぞ感慨深いことでしょう。
情報ありがとうございました。
しかし彼の地日本にあって台湾に詳しい、日本のネットシェルは充実しているんですね。
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