Friday, August 21, 2009
[台湾・金門] 小三通 - 海峡の両岸
「小三通」は耳にしたことはないかもしれませんが、「三通」はありますよね。中国政府と台湾政府、あーこの表現は一昔前の表現ですねー、問題あるかもしれませんが、同じ中国人なんだから、いやーこの表現も難しいですが、「同胞」なんだから、とにもかくにもそれまでの「不接触」「不談判」「不妥協」の三不政策を「通商」「通航」「通郵」の三通政策でいきましょうや、と相成りました。そして「三通」のローカル版が「小三通」、地域限定版。中国厦門と台湾金門島との間に適用されています。
厦門の開発会社にいたとき、台湾人幹部はしばしばこれを利用し、厦門の埠頭から船旅一時間で金門島へ渡り、そこから台湾国内線で好きなところへと里帰りするのです。それまでは香港経由、それと比べれば値段も半額。アタシのような外国人はビザ更新の度に香港か日本へと里帰りしていたのですから、それだけ台湾の「同胞」は優遇されていたのです。時に埠頭に出迎えに出たりして、小さな船とはいえ、船旅への誘いは、かつて東アジアの旅を主催した者として、いつの日にかこの台湾海峡を渡ってみたいと思っておりました。
厦門の女医さんがしきりにアタシに語っております。「金門から西洋人が船に乗っていたわよ!絶対外国人もOKなはずよ!」。昨年の後半らしいのですが正確にはわかりません、「三通」の旅が外国人にも適用されたのです。そして今回、滞在許可期限切れ直前の八月初め、厦門への小さな旅をしてきたところです。
[ today's photos ] とはいえ、まだまだ外国人利用者は少ないようで、アタシが乗り込んだ船にはアタシ一人。おかげで荷物につけられたタグの名前欄には「日本」とだけ書き記されていた。Boarding passにある金門-東渡の「東渡」は厦門の埠頭、かつてアタシが住み込んだサービス・アパートメントの目の前にある。
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