Monday, December 3, 2007

[廈門・543天] 離開 -1

[離開 li2kai4 ]:(人、物、場所から)離れる。(クラウン中日辞典)

今日、東京のシンさんからメールが届いた。今年の寒さが紅葉をいつになく美しく見せているとあった。返事をしたためた。

「実にいいタイミングでメールを受け取っております。

本日、辞職勧告を言い渡されたのであります。ながーい権力闘争がついに私にまで及んだ次第なのであります。一時期は何とか収まったと思っていたものの、深いところでは続いていたのでした。まあのんびりとした一年半だったので、愚痴の一つもでてきませんし、一寸休暇を取ってから、失業するわけなので四六時中暇になるわけなので休暇とは言いがたいものの、今後何をしていくかに思いを巡らせようかと思っております。

ただ厄介なのはビザ、会社にいたときは一年という優遇されたビザがとれたので
すが、今後はせいぜい一ヶ月、その都度国外へと逃れなければならない。面倒だし、なにより金がかかる。失業の身には堪える。この数週間の間にあれこれ始末をつけなければならないのです。

この一年半、わたしはここ廈門で多くの友人に恵まれました。例えばガッコの先生とか、可愛く我が儘な秘書とか、面倒見のいい下町のおネーさんのような人妻とか、隙あらばわたしを仕留めようと狙っているお手伝いさんとか、口うるさく意見する台湾人の医者とか・・・とても貴重な財産がここにはあります。それを棄てる気は今のところないのであります。台湾人たちが、内にこもってカネ稼ぎに追われているのを見るにつけ、人という財産があたしにはあることをとても誇りにさえ思えてくるのであります。

差し迫った問題はビザ、とりあえず一度日本に戻ることになるやもしれません。もしかしたら靖国参拝に加わることができるかもしれません。状況がはっきりした時点で連絡を入れます。

とりあえずのご報告です。ではでは・・・ 廈門のジジ」

[ MEMO: それにしても突然の勧告、ビザの問題がなければどーってことなかったものの、いやはやまったくもってこの会社は管理システムがなっていない。困ったものだ。 ]

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