Wednesday, April 5, 2006

[アモイ追伸] 泉州のお茶屋

廈門から帰国する前日の午後、泉州という古い町を訪れました。この町、老台湾、古い台湾の町を感じさせます。新しい建物も少なく、古い町並みを改修し、観光に力を入れようとしているみたいです。騎楼(アーケード)を抱えた低層長屋が続き、車が行き交う程度の道路幅で、賑やかに人が行き交う。オートバイに人を乗せ、荷物を積み、そんな光景を眺めて落ち着きました。

廟の近くでお茶屋を見つけました。のどが渇いたので入れてもらいます。同行した運転手は会社で飲むと言ってお茶を買っていました。店の女主人が慣れた手つきでお茶を分け、計り、小さな袋に詰め、真空パックにします。一袋の分量で二人か三人、六杯から七杯入れられるそうです。

廈門のある福建省はお茶で有名です。長い鎖国でお茶の銘柄を台湾に持って行かれていましたが、今ではかなり海外に送り出しているそうです。ここは鉄観音という種類のお茶です。同様なものが台湾でもつくられています。台湾人に言わせると、鉄観音は高山烏龍茶の一種類だそうですが、こちら、福建省の人は烏龍茶は鉄観音の中の一つだと言います。

小さな街中のお茶屋です。中国茶のお店はお茶を入れて客をもてなしてくれます。日本人の私が中国語を話すのをとても不思議がっていました。長閑なひとときでした。

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