Sunday, April 2, 2006

[アモイ追伸] アモイ島から鼓浪嶼へ

滞在5日間のわりにはあちこちいってきました。担当重役がマカ忙しいのと、仕事のネゴは至極簡単に終了したので時間が空いたからです。あとは会長が指を立てるか下におろすかです。

三日目は丸一日手持ちぶたさな一日となりました。午前中はこの企業グループの施設を見学、午後から市内見学です。どこに行ってみたいかと聞かれても、予備知識なしで出向いています。お任せしたところ、運転手付きの車は、戦前の共同租界だった鼓浪嶼(gu lang yu)という小さな島に向かいました。アモイ島からフェリーで渡ります。僅か5分程度です。平日だというのに乗船する人で溢れていました。往復1元。為替相場で約15円。

このフェリー、24時間運行だそうです。夜の9時頃まではひっきりなしに、それ以降は半時間に一本、12時を過ぎると1時間に一本、お酒を飲み過ぎて真夜中に本島に取り残されることはありません。

鼓浪嶼に車は見あたりません。観光客を乗せたカートと管理用のものが走るくらいです。人力車がお米の山を牽いていました。自転車もありません。急峻な坂道が覆っているからです。とても空気がおいしい。観光以外にも、芸術大学があったりと、生活している人間もいろいろです。古い商館、古い長屋、年輪を重ねた榕樹、島の至る所から眺められる海面と、アモイ本島とは大違いです。

帰国して考えたのは、もし仕事を受けた際には、この島の古びた長屋を借りて住めないだろうかということでした。

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