Saturday, January 6, 2007

[廈門・213日] 年賀状

廈門への移転通知を昨年十一月末に発送したところ、賀状がここ廈門に届いた。うれしい限りである。なかには心配の文面がしたためていたり、よきことであると励ましのお言葉あり、日本に戻ったときには寄ってほしいと小学校の先生からのお手紙もあった。

正月といってもここ中国では気分一新といった雰囲気にはならない。せいぜい買い物に精出している人たちで市の中心に溢れているだけで、爆竹が鳴るわけでも(今ではどうも禁止されているようなので、旧正月にも聞くことはできそうにないが)なく、玄関にお札を張り出す風景もない。

月曜日に始まった正月休み、三が日で終わったわけだが、二日出勤すると週末。ということでのんびり気分の土曜日と相成った。天気がよく、晴れわたり、日射しがバルコニーに暖かい。珈琲を持ち出し、煙草をくゆらせていたところ電話が鳴った。近くに住む同僚の若い夫人から。私の向かいの市場に買い物に出る、何か必要なものがあったら一緒する、というもの。別にこれといったものは思い浮かばなかったが、暇でもあり、市場の風景を観察することにした。

午前中の市場はさすがに品数も多く、買い物客も多く、値段を交渉する声も大きい。彼女、昼に来る客に出す料理の食材を買い溜めていく。魚のお頭、豚の脂身、ニラに何種類かの青菜。さすがにお頭は高く、三十元を超えた。しめて約75元、豪勢な食卓となりそうだ。私はついでに花屋に立ち寄った。何もなく、閑散とした部屋に少しは潤いをとの思い。神経がぎすぎすしてきているのを幾分でも変えようと考えた。

[ 写真: 日本より届いた何通かの賀状。返事をしたためようと思っているものの、なかなか筆が立たない。もし小正月を過ぎても返事が届かない場合には旧正月、こちらの正月に間に合うよう考えています。あしからず・・・ ]

No comments: