Friday, February 12, 2010

[台北] 「紅」色

スカイプの友たちの姿が画面から消えた。

いよいよ漢人たち最大のイベントが始まります。農歴の旧正月が目前なのです。大陸では仕事場からスカイプしていた連中もきっと皆里帰りを始めたのでしょう、彼らがグレー表示に変ったままです。しかし街中はきっと「紅」いろ一色でしょう。「紅」色なくしてこのイベントは成り立ちません。この紅色、国が定めた色でもあるんです。おおきくは「大紅」、国家レベルで使用している色、そして「小紅」、一般的に使われている紅色。中国のサイトなどで注意して見てみると分かるはずです。

それだけ重要な色だけに、中国語のなかで使われるといろいろな意味合いを帯びてきます。たとえば......

紅 [hóng] 
 1. red    色まさに紅
 2. popular    大衆的
 3. bonus    紅包
 4. successful    成功
 等々

2の "popular" は由来がわからないのですが、どこか社会主義国的に翻訳されている気もします。
3の "bonus" 紅包 [hóngbāo] はお年玉、謝礼などの意味。紅色の封筒に入れて手渡すことからきています。
4の ”successful” 成功、成功者などを表現するときによく使います。

「你 ( nǐ ) 紅的!」と言われれば「おまえやったな!」って感じで羨ましがられるでしょう。「最紅的小姐」なら「最も売れっ子の女子」。写真の女子ならば「中国最紅的人体模特」・「いま中国で最も人気のある人体モデル」となります。

しかしこの写真、モデルもさることながら赤が実に美しい。

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