Tuesday, July 17, 2012

厦門:台北と変わらず路上で買い物を...

こちらの超高層マンションには必ずといっていいほど便利店(雑貨屋)が付帯している。何しろ一つの超高層ともなると300から500戸の住まいが入っている。一棟で500人から1000人以上の住民が入っている計算だ。厦門のこの暑さ、シャワーを浴びたあとに冷蔵庫からビールを、おっと栓抜きを忘れた、といえばエレベーターで降りればいつでもたいがいな物が手に入る。そして都会の生活、夜に働く人たちも多い。便利店は24時間営業でまさに便利な存在である。

大通りに面した私が滞在しているサービス・アパートメントとマンション群の前にはバス停があり、人の行き交いも多い。夜になるとここに出店が出る。夜店の屋台。野菜果物魚介類になかには衣服も。便利店では生鮮食品は扱っていないので、私は果物をここで購入してみた。薄暗い路上、一見怪しげであるものの、こちらの人たちがしげく通っている様子なので私も加わってみる。

まずは林檎。味は台北で買う一番安い拝拝用の林檎よりしっとりとしていて歯ごたえもいい。但し値は台北と差がない。昨夜は葡萄を買ってみた。大通りを跨ぐ歩道橋に上で若い女性が籠いっぱいの葡萄を売っていた。当の本人は商売っ気なし。スマホをいじり続けている。客が目の前で立ち止まると始めて顔を上げる。「いくらで売るんだい?」「八元、一斤八元」。台湾言で四十元、、日本円約百円。安くはない。しかし見た目がよさそうなので購入する。

部屋に戻り、ビールのつまみに葡萄。これが結構美味しかった。それにしても来るたびに物価が上がっている。姐姐の話によると、厦門では今、一日平均三元値上がりしているという。一月百元、日本円で千二百円、尋常ではない。

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