確か昨年もそうだったような気がする。一ヶ月全くblog更新をしなかったことが。今回の理由はいろいろあるものの、決定的な言い訳にはならないことばかりだ。blogも、中断が長引くと、それなりによしとしたりしてしまう。しかし拙いわたしの文章を読んでいてくれる人もいる。そんな方からメールが届いた。”・・・どーしている?と思う人はそれなりに存在している・・・”のだよと、心配していただき、切っ掛けをもらったので、改めて続けてみることにした。
・言い訳その壱・・・確かにひと月以上前、激しい咳を伴った風邪を引いた。これが意外と長引き、実は今でも喉が痛む。咳はすでに引いたものの、いい気分ではない。一寸空調が効きすぎる場所に長くいると喉が痛んでくる。腫れているのだ。みな医者にいけという。医者の息子である。自分の体ぐらい自分で解るとうそぶいている。
・言い訳その弐・・・暑さのせいだ。昨年は何とか乗り切れたのが、今年はいささか事情が違う。帰宅して食事を取るとすぐに横になることが多い。そのまま真夜中まで眠りこけることも少なくない。体温調整がうまくいかなくなっているのだろう。年のせいだ。食欲はあるものの、何かに集中しようという気力も衰えている。これは会社の仕事のやり方が原因だ。
・言い訳その参・・・会社の組織替えが一方通行で進められていた。筋の通る展開なら納得するものの、会社内での覇権争いみたいなものだったりするから疲れる。特に中国語を母国語としないわたしは、それだけの理由で、紙風船のようにあちこちたらい回しされた。いっとき、ボスの命令だろう、仕事上で誰もわたしを捜さないときがあった。結局、わたしでなければできないことが多すぎ、また声がかかるようになった。疲れるのだ。
・言い訳その四・・・実にこの会社は面白い。脇から見ている時間が他の人間より多いので、なおさらおもしろさがよく見える。同じ仕事をする部門が二つ存在している。一つのジョブを二部門が手をつける。お互いを牽制させるつもりらしい。その分物事の決定も二重手間になる。そのくせ、金にセコい。時間の無駄、金の無駄、結局あれやこれや出ていくお金は同じなのだ。嫌気がさす。だから疲れたのだ。
・言い訳その五・・・人事異動が頻繁に行われる。それに伴い、権謀術策が始まる。わたしなぞ、ひとのいい人間は簡単にこの餌食にされる。”・・・あいつはわたしが辞めれば一緒に辞める。日本に帰って会社を再開するそうだ・・・”なぞいうひとがあれば、できるわたしを絡めて辞職を避けようとするものもいる。”・・・彼が不十分な中国語を、わたしが補って、二人組んで仕事を進めるのはどうであろうか・・・”。
そんないやなところなら辞めろって。声が聞こえてきそうです。わたしがそこまで踏み切れない最大の理由は、廈門があまりにもすばらしいから。生活環境として、今のわたしに最も合っておるのです。わたし自身も厄介なのだ。
[ 写真: ということで、気晴らしに蘇州まで出かけていた。四年前、ここで仕事をしたとき厄介をかけたオバサンが、いろいろ段取りしてくれ、最高の週末を過ごしてきた。詳細は後日。写真は蘇州博物館を設計したI.M.Peiさんが、博物館の敷地内にご自分で宋時代の庵を自分なりに解釈して建てたもの。 ]
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