Wednesday, June 28, 2006

[厦門通信] 「甘い人生」のように

[廈門・21日目] 鼓浪嶋という小島での部屋をあきらめ、不動産屋が提案したマンションの13階に住むことにしました。部屋の持ち主と契約です。

契約に必要なものは身分証明書、三ヶ月分の部屋代、不動産屋へ半月分の手数料、あとは持ち主が現場で一通り説明なぞして確認の上にサインとなります。立ち会ったのは持ち主、私、不動産屋のお姉さんと会社の運転手。運転手は車の送迎だけでなく役員のあれこれを身を粉にして動き回ってくれます。

お互い身分証明書を見せ合います。私は海外の人間ですからパスポートを提示します。持ち主は聞きます。「華人ですか?」、つまり華僑かということ。不動産屋のおねーさんにはマレーシアの華僑ということになっていましたので、なぜそうなったかというと、私はあまり話さない、話しても少し変な中国語、純粋に外国人だと何が起こるかわからないということで、CMのおにーさんが勝手にあちこち見学しては口にしていたからです。持ち主は「マレーシアの華僑ではないのですか?」。もう面倒くさい、日本の華僑にしてしまいました。

部屋にも周りの環境にも満足です。他の住み手からは早速声をかけられもします。早く外国人だと思ってほしいのですが、適当に返答してしまい、おかげでまだ中国人で通っているようです。いいことだかどうだかわかりません。それでもそんなやり取りを楽しんだりします。

100m2強の広さに二部屋です。ゆったり過ごせます。一部屋を書斎に使っており、床から天井までガラスの出窓に向かってblogの投稿をしています。目の前の夜景がまるで韓国映画「甘い人生」の一シーンを思わせたりするのです。

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