Saturday, March 19, 2011

[臨時blog] 「"東大病院放射線治療チーム"の見解」から

[4月3日追記] ”team_nakagawa” のブログが立ち上がっています。客観的な記述を私は好感しています。一つの判断基準を提示している感がします。 http://tnakagawa.exblog.jp/

[3月21日追記] ”セシウム137”について記事が追加。http://bit.ly/i0speG 「...問題はセシウム137です。土壌汚染や食物などによる内部被ばくをずっと意識しなければなりません」。深刻さが増してきました。

[追記]  "Get short, timely messages from 東大病院放射線治療チーム" http://bit.ly/i0speG のTwitter。このチームの提供するドキュメントの信頼性はわかりません。しかし私には説得力のある言葉に聞こえましたので取り上げることにしました。判断は各自でなさってください。

divomyloveさんより”I-131についての東大病院放射線治療チームのtweet "Get short, timely messages from 東大病院放射線治療チーム" http://bit.ly/i0speG が連続RTされました.。

”I-131についての東大病院放射線治療チーム”は別のアカウントがいいとご指摘頂いたので(T0T)、続きはWebに明日upします。 The following will be uploaded on the Web tomorrow."  とのことです。

[一部抜粋] ---------------------------------------

食品についての放射能の測定が始まっており、牛乳などから、わずかな放射能が検出されたと報じられています。しかし、「牛乳問題」は“期間限定”です。そもそも、なぜ、牛乳が問題になるか、順に解説していきます。

史上最大の放射事故であるチェルノブイの原発事故では、白血病など、多くのがんが増えるのではないかと危惧されましたが、実際に増加が報告されたのは、小児の甲状腺がんだけでした。なお、米国のスリーマイル島の事故では、がんの増加は報告されていません。

放射性ヨウ素は、甲状腺に取り込まれます。これは、甲状腺が、甲状腺ホルモンを作るための材料がヨウ素だからです。なお、普通のヨウ素も放射性ヨウ素も、人体にとっては全く区別はつきません。物質の性質は、放射線性であろうとなかろうと同じだからです。

ヨウ素は、人体には必要な元素ですが、日本人には欠乏はまず見られません。海藻にたっぷり含まれているからです。逆に、大陸の中央部に住む人では、ヨウ素が足りたいため、「甲状腺機能低下症」など、ヨウ素欠乏症が少なくありません。

チェルノブイリ周囲も、食べ物にヨウ素が少ない土地柄です。こうした環境で、突然、原発事故によって、ヨウ素(ただし、放射性ヨウ素)が出現したので、放射性ヨウ素が、住民の甲状腺に取り込まれることになりました。

ヨウ素(I2)は水に溶けやすい分子です。原発事故で大気中に散布されたヨウ素は、雨に溶けて地中にしみ込みます。これを牧草地の草が吸い取り、牛がそれを食べるという食物連鎖で、放射性ヨウ素が濃縮されていったのです。野菜より牛乳が問題なのです。

結果的に、牛乳を飲んだ住民の甲状腺に放射性ヨウ素が集まりました。放射性ヨウ素が出す“ベータ線”は、高速の電子で、X線やガンマ線とちがって、質量があるため、物とぶつかるとすぐ止まってしまいます。

放射性ヨウ素(I-131)の場合、放射されるベータ線は、2ミリくらいで止まってしまいますから、甲状腺が“選択的”に照射されるわけです。放射性ヨウ素(I-131)を飲む「放射性ヨウ素内用療法」は、結果的には“ピンポイント照射”の一種だと言えます。

子供たちは、大人よりミルクを飲みますし、放射線による発がんが起こりやすい傾向があるため、小児の甲状腺がんがチェルノブイリで増えたのでしょう。ただし、I-131の半減期は約8日です。長期間、放射性ヨウ素を含む牛乳のことを心配する必要はありません。

I-131は、ベータ線を出しながら、“キセノン”に変わっていきます。(ベータ崩壊)8日が半減期ですから、I-131の量は8日で半分、1ヶ月で1/16と減っていきます。3ヶ月もすると、ほぼゼロになってしまいますから、「牛乳問題」も“期間限定”です。

[一部抜粋] ---------------------------------------

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