ツイートしているうちに連想ゲームのように昔のことが思い起こされた.....
ご馳走を口にした。管理人の楊さんに連れ出され、台北郊外土城にある雑多な町並みのなかにあるごく普通の店構えの牡蛎之家で牡蛎づくし。生牡蠣、湯葉で包んだ牡蛎揚げ、牡蛎を卵とまぶして炒めたオアチェン(台湾語)、揚げ豆腐、そして最後に牡蛎雑炊。美味い、確かに美味く新鮮だった。
ご馳走を口にした。生牡蠣はいやだというも、牡蛎之家のカキは布袋沖外傘頂洲から今朝方揚げた新鮮なものなのだ、と言いくるめられ口にする。美味い、確かに美味く新鮮だった。そして安い。三人で800元と一寸。日本円で二千円と少し。
晩飯に口にした牡蛎の揚がる台湾中部の小さな漁村布袋鎮、大昔ここから船で澎湖島に渡ったことがある。出かける前の晩、港で宿を探していたときに出くわした街の若造に連れられ、賭けで巻き上げたというBMWを走らせ、畑のど真ん中、廟を囲んでできた仮設の飲み屋街にでかけた。田舎っぽかったが味わいがあった。
真っ暗闇の中、ぽつんとそのあたり一帯だけが光り輝いていた。店の中の薄暗い電灯、やけに派手で安っぽい衣装の女性たち。「土 」[tǔ] unfashionable ダサイ。しかしなぜか居心地がいい。映画「海角7号」の舞台は台湾最南部。舞台も話も登場人物もみな「土 」。しかし見ている私は実に和まされた。大陸中国ではお目にかかれない味わいがここ台湾にはある、いや残されている。
その「土」、時としてわずらわしいことも多い。そこを上手くかわせていければ、台湾は居心地のいい場所である。
2 comments:
浜名湖の牡蠣は3月いっぱいですが、その昔、韓国の離れ島で夏休みに食べた牡蠣のスープはおいしかったです。シアトルのクラムチャウダー屋では唐揚げ粉で揚げたのを牡蠣フライと称していましたが、これが結構おいしく、時々真似しています。問題は浜名湖の剥き立ての牡蠣でないと美味く行かないことで、一度スーパーで売っていた広島のカキでやってみたら、身が解けてしまいました。
牡蛎はやはり冬場に食するのが一番ですよね。南の国の、それも夏場ですから用心してしまいます。昨日出かけた先は台北駅からメトロで二十分ほど、板橋の先、昔なら一時間かけて出かけていたのが今ではあっという間です。機会がありましたらご招待します。
シアトルの牡蛎、レモンを手で絞ってぶっ掛けた生牡蠣でした。北の国だけあって身が引き締まっていたことを覚えています。私は好きでした。
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